推しから認知を貰いたくなってしまった日
推しから認知、貰ってますか?
認知がほしくて最前積んでみた、とか
通ってるうちに向こうが覚えてくれた、とか
いろいろな認知の形があると思います。
今回は、まだファンになったばかりで、ファンサや認知などに全く興味がなかった私が、変わるきっかけのお話です。
私はずっと2次元オタクで、漫画・アニメ・ゲームなどが好きなインドア派でした。
その中でも、特別すごく好きな作品があったのですが、これが舞台になるという。
舞台なんて見たこともないし、芸能人も疎かったけど、初めて2.5次元の舞台を見に行きました。
たくさんのイケメンの中で、ひときわ輝いて見えたのが推しでした。特に歌声に惹かれました。
大好きになって、もっとたくさん推しを見たい!知りたい!と思い、過去の作品を買い、舞台へ通い、公式グッズをたくさん買いました。
2次元以外の、芸能人を推すという行為が新鮮で、楽しくて仕方ありませんでした。
地方住みだったけど、そこから2~3年、学生ができる範囲で通いました。
公演はいつも楽しかったし、手紙も差し入れも出して、追っかけしてるな~と思っていました。
ファンサとか認知とかは、全く考えていませんでした。欲しくなかった、というわけじゃなく、どういうものかよく知らなかったのです。無知だったんですね。mixi全盛期で、ツイッターも出始めたばかりの頃で、ゆるオタだったのもあったかもしれません。
そんな風に、がっつかず、ゆるい活動を続けて、2~3年くらい経った頃、突然その日がきたのです。
2~3年の間に、知り合いや友人が増えました。
住んでる場所は違うけど、現場であったら挨拶して、ちょっと喋って、たまに待ち時間でご飯、くらいの。それでも普通に楽しかった。いい環境だったと思います。
忘れもしないその日、席につくと、ぐうぜん同じ列、すぐ隣に同担の友達が入って、初めて一緒に並んで見ることになりました。そんなに前でもなく、真ん中くらいの席だったと思います。都内なので、そこそこ大きい会場でした。
彼女はマナーもよく、可愛く、ファンになった時期も近くて、特に仲良くしていた人でした。
楽しく公演を見ていましたが、場所がイマイチで、推しがあまり近くに来ない席だったんですけど、ここなら気付くだろうってポイントで、推しがまっすぐこちらを見たんです。
いつもなら、キャーかっこいい!!としか思ってこなかったんですが、突然、推しはパアァァっと咲くような笑顔になって、小さく手を振ってウィンクしました。
まっすぐ推しを見ていたから、それが私でなく、隣にいる同担の友達に向けたファンサだと、すぐ分かりました。
友人も、マナーよく小さく手を振り返して、きれいな笑顔で、その瞬間は、間違いなく二人だけの世界だったのです。それを真横で見た衝撃。今でも忘れられません。
私も、あの笑顔を向けられたい。
あの日は、どうやって帰ったかもよく覚えてないくらい、複雑な感情が芽生えたのを、よく覚えています。
このあと、立ち直るまで、少し時間がかかるのですが…とにかく「このままじゃいけない、もっとつよく推そう!」と思った、きっかけの出来事でした。
つよく推すとは。
次は、推しから認知を貰うまでの話です。
こっそり。
推しバレ、身バレを防ぐために、ちょこちょこフェイクをいれているので、辻褄が合わないな?ってことがあっても、そっとスルーしてやってくださいね。笑
推しとの会話や関係に盛りはないです。