今日も推しごと10年目

まじめおたくが、秘密の推し愛をぶちまける

認知への道のりは、長期戦

前回の記事の続きです。

推しから認知を貰いたくなってしまった日 - 今日も推しごと10年目 https://oshiai.hatenablog.com/entry/2019/01/30/175002

数年通ったけど、自分は全く顔を覚えてもらってないこと、隣の同担にはファンサをしていたこと。その衝撃を書きました。


最初は、ただ悲しかったです。(笑)
私だって手紙も差し入れも出してるし、公式にお金も使ってるのに、まったく覚えてもらってないってことが。なんでって思いましたね。

でも、すぐに気付きました。
ファンサを貰っていた隣の友人は、ただ私より、熱心に、つよく追っかけをしていただけでした。

まず年上でお金に余裕があること。
都会住みなこと。
ほぼ全通して、手紙も差し入れも、毎回出していたこと。
なるべくいい席で見るために詰んでいたこと。

しかし、それをSNSでは一切語らず、推しとの絆を深める努力をし続けていたこと。

きっと彼女は、ファンサも固レスも私信も、何度も貰っていたんでしょう。今だから分かりますが、当時は全く気付かなかった。
それをひけらかす人だったら、叩かれていたでしょうけど、隣で見て、初めて知ったほどでした。
すごく頭の良いファンだったんですね。

私は、すごくいいお客さんで、いいファンだったと思うけど、それだけじゃ顔を覚えてもらうのは難しかった。
推しの目に止まるための努力は、また別物なんだと思い知りました。

ここから、推しに覚えてもらうための、あれやそれが始まります。


当時、私は趣味の習い事があったのですが、惰性で続けていたそれを、すっぱり辞めました。
もっと多く現場に行きたいと思っていたし、地方住みだからハンデも多いけど、できる限りのことをしたかった。

次に、転職しました。
土日休み、給料はそこそこ。だけど、休みの取りやすい、もっといい待遇の職場へ。
そうしないと、現場を増やせない。
そう思って働く環境を変えました。結果、ぐんと参加数は増やせましたし、ここは今でも続けています。

あとは…あとは、どうしたら??

追っかけなんて初めてだし、どうやったらいいのか?最初はさっぱり分からなかったけど、いつも気をつけていたことは、厄介にならない、ということでした。

最初に出会ったのが、品がよく、頭のいい推し方をしている年上のファンだったので、自然とその人が手本になりました。そして、当時はそういうファンが大半でした。
推しも、誰かを贔屓したりする人ではなく、分かる人に、平等に接してくれる人だったので、しばらく平和でした。

のちに、厄介なファンも増えて、嫌な思いもたくさんするんですが(笑)
とにかく推しに対しては、誠実であろうと努めました。

普通のことですが、公演中のマナーを守る、イベで割り込みや場所取りをしない、待機中に騒がない、空気を読む、変に目立とうとしない、しつこくしない、など。

あとは、いつも同じ便せんを使うこと。きちんと名乗ること。差し入れの袋を、いつも同じ柄にしたこと。いわゆるテンプレを作ることで、いつもの子だと思ってもらう努力をしました。
割と常套手段だと思いますが、はじめのうちはほとんど出来てなかったですね…

これは効果があって、数年後、認知をもらったあとの接触イベで、「いつもありがとう!この柄を見ると、いつもあなたを思い出すよ」って言ってもらったことがありました。泣くほど嬉しかった…
あ、あと顔を覚えてもらいたくて、途中からプリクラも貼ってました。笑っ。
でもラインや電話番号は書かなかったです。

数年かけて根気強く、静かに、でも何度も繰り返し、つよく推し続けました。

そうして、推しが顔を覚えてくれるようになりました。
これを読んでくださってる皆さんは、認知された!って瞬間を覚えてますか??

実は、認知を貰った!という確実な出来事って覚えていないんです。
気付いたら、あれ、もしかして覚えてもらってる?目線が合う?今のファンサ、私にくれてる?そんな確信にもならない、ささやかなことがスタートだった気がします。
決定打は、なんだったかなあ…思い出したら書きたいですね。

今はもう、顔を見たら名前も覚えてもらっているし、気に入られてるかな?と思うこともたくさんありました。今日は塩だ~ってへこむ日もあるんですけど。笑。


名前ネタで、最近の嬉しかったファンサ話。
名前を覚えるのが苦手な推しが、とあるリリイベで、代わる代わるファンと握手する中で「名前は…」と聞かなくても、さっと私の名前を出してくれた。すごく嬉しかったです。
飴をありがとう推し。さらに積みました。笑。


以上が、推しに認知してもらうまでのお話です。
長い自己紹介のような、モノローグになってしまいました。

ガチ恋ではないけど、ファンの中で特別でありたいと思うタイプの追っかけです。
めちゃくちゃ自衛精神が強すぎて、10年ファンをやってても、おまいつだけどあまり周りに知られてないタイプのオタクだったので、最近、誰かにこの話、聞いて欲しいー!とおもうことが増えてしまって。

次からは、推しごとをしていて、本当にただ嬉しかったことをつらつら書いていきたいです。

他現場の人の「こんなファンサもらった」とか「イベントで特別な思い出を貰った」などの話、すごく聞きたい。